鍼・はり
鍼治療は急性の症状にもよく効きます。当院には鍼は初めてと仰る患者さんも多く最初は皆さん不安を抱えて来院されますが鍼の痛み、刺激に関しては思っていたほどではないと言われることが多いです。
鍼が初めての方には初診時によくお話を伺って鍼とはどんなものかどのあたりに打つかを時間をかけてご説明させて頂きます。そして御納得頂いたうえで鍼治療を行います。
鍼を打つ場所や深さまたは各人の体質、症状などにより使用する鍼の太さ長さは色々ありまちまちですが
大体髪の毛くらいの太さで爪楊枝くらいの長さのものを使用します。
また最初に鍼を1本打ってみてもし何か嫌な感じがありましたら遠慮なくおっしゃってください。途中で鍼以外の治療法に変更されても結構です。決して無理強いは致しませんのでご安心ください。
灸・きゅう
お灸は米粒大もしくは半米粒大にちぎったモグサを皮膚の上で燃やす治療法です。熱さというよりチクッとする痛みに感じられる事が多いようです。
主な作用は局所を温めて循環を改善することや生体の防御機能を増す働きがあります。大きく分けると直接灸と間接灸があります。
直接灸は皮膚にじかにお灸を据えるので小さな火傷が生じます。火傷を生じたその箇所には身体がそこを修復しようと血液が集まってきて代謝が活発になります。そこに滞っていた血液の循環が改善されます。
間接灸は硬くなっているところ、冷たいところなどを温めることにより循環が良くなります。
指圧 マッサージ
内臓の調子が悪くなると、内臓と関係する体の表面にある知覚神経領域に、筋肉の緊張(硬さ)および知覚過敏(または知覚鈍磨)を生じます。これが「こり」「いたみ」などとなって体の表面に現われます。
従って、体の表面の筋肉の緊張または知覚過敏をおこしている部位を指圧することは逆の作用をひきおこすことが出来ます。すなわち押す圧力の強弱、圧迫する方法の変化などによって、体の表面から内蔵反射を促し、内臓の働きを助け、内臓の不調を正常化することが出来ます。
また、内臓の機能異常は、不適当な姿勢(猫背など)による首・肩・背中の筋肉や腰の筋肉の緊張が、体の左右不均衡を来し、脊柱彎曲(せきちゅうわんきょく)、あるいは異常を起こし、そのため脊髄神経や体の中を通る自律神経の圧迫などを来すことから起こります。その筋肉群の緊張不均衡を、指圧で調整し緊張を解く(ほぐす)ことにより、脊柱の彎曲や異常を矯正する。これを矯正作用といいます。指圧はこの反射作用と矯正作用を活用して全身機能の好転(体を治す働き)を図る目的で行うものです。
マッサージは求心性の手技を強弱の刺激として体に加え、体の変調を整え、健康を増進させる治療法です。求心性の手技により血液、リンパ液の循環は良くなり新陳代謝機能は盛んになります。その結果、組織に栄養が行きわたるので身体機能は盛んになり、抵抗力は強くなります。
また、触圧刺激は皮膚知覚神経を介して内臓の機能にも影響を与えます。
当院ではそのときの身体の状態に応じた心地の良い刺激量で指圧・マッサージをおこなってゆきます。
鍼灸の苦手な方、指圧、マッサージがお好きな方に最適です。
手技療法
手技療法は現在の身体の状態を確認して頂いてどのような姿勢を取れば痛むのか?
どんな姿勢が取りにくいのか、左右のバランスはどうかなどを確認して頂きます。
痛むところを触れない場合はまずその近くの筋肉をゆるめていきます。
筋肉は筋連結といいつながっているので痛むところの近くを緩めることによってその痛む箇所も痛みが弱くなってきます。
症状によりストレッチや関節の操作を行っていきます。