自律神経には交感神経と副交感神経があります。
簡単に説明すると交感神経は活動を促す神経、副交感神経は休息の神経です。
日中は交感神経が優位に働き、夜は副交感神経が優位に働きます。
内臓にも作用し交感神経は心拍数をあげたり消化管の運動を抑制し、
副交感神経は心拍数を下げたり消化管の運動を活発にしたりします。
1年をとおしてみると夏は副交感神経が優位となり冬は交感神経が優位になります。
春先になると身体がだるくなるという訴えをよく聞きますが冬の寒かった時の緊張がゆるみ、
副交感神経の働きが一時的に強くなったり、切り替えがうまくいかなかったりするのも
一つの原因かと思います。
改善策としてはごくごく簡単に行ってしまえばメリハリのある生活。
日中はからだをよく動かして夜は睡眠にむけてリラックスした環境を整えていく。
朝起きて太陽の光を浴びること、太陽光は交感神経の働きを後押ししてくれる
「セロトニン」というホルモンの生成を促してくれるようです。
夜はお風呂に入るなどしてゆったりとした時間を過ごし就寝の時は
スマホはあまり見ないようにする。
最近は1日の気温差が10度位ある日もありますので気温の急な変化に
身体がついていけず体調を崩される方、そしてそれが長く続く人も多く見られます。
特に不眠の症状の改善で来院された患者さんではないですが鍼を受けた日は
ぐっすりとよく眠ることができるとしばしば言われます。
鍼灸治療も自律神経を整えるお手伝いができます。
※自律神経に関してはまたおいおい書いていきます。