夏に摂りすぎた水分が全部排泄されているといいのですが余分な水分が体内に残っているとそのため体調を崩すことが多々あります。
水分を排泄させるツボとしてからだ全身のむくみには「水分」足のむくみには「三陰交」などがあります。
また、余分な水分が体内で滞って停滞すると痰湿となります、その時は「豊隆」がお勧めです。
今年の6月~8月の3カ月間は高温が持続し、全国の平均気温は平年より1.76℃高いという
異常な暑さで「過去126年で最も暑い夏」となったそうです。
日本海では1982年の統計開始以降、初めて海面の温度が30℃を超えたとの事。
通常夏はたくさん汗をかきますが、温度が高いといくら汗をかいてもなかなか体温は放散されず
体力が消耗するだけです。
摂りすぎた余分な水分が排泄されているのならまだいいのですが
冷房の効いた部屋で汗をかかないでいると摂取した水分が排出されず体の中に溜まって、
身体が重だるくなり体を動かすのがおっくうになります。
今年は皆さん冷たい飲み物を沢山飲まれたのではないでしょうか。
当院でも胃腸が疲れ消化不良やお腹を壊した患者さんが多くいらっしゃいました。
水の滞りは頭痛も起こしやすく頭重感などを訴える患者さん、食欲不振、下痢、だるさ、関節痛、
ぎっくり腰などの症状を訴える患者さんなどがおられました。
私も足はむくみがちになり、けだるい毎日でした。最近は鼻水が沢山出ることもあります。
夏に摂りすぎた余分な水分が体内に残っていてそれを排出しようとしているあらわれです。
日本は、雨が多く湿度が高い国です。元々地理的に湿度が高いうえにこの暑さで今年の夏は沢山の水分を摂らざるを得なかったことでしょう。
これらの要因で日本人は水分の排泄が悪く、体内に余分な水分を溜めこみやすい体質のようです。
まずは胃腸を整え利尿作用のある食物を食べる、飲み物は常温に近いものを飲む
そして鍼灸治療をお勧めします、水分代謝をつかさどってくれるツボ、
巡りを良くしてくれるツボとして
「水分」「三陰交」「豊隆」などを使い身体を整えていきます。